フランスをはじめとするヨーロッパでプロの料理人に愛用されてきたstaub(ストウブ)。
日本でも、素材を生かした無水調理ができると評判で、料理好きの間ではしっかり定着しましたよね。
ただ、普通の鍋と同じようには使えないし、重いし、キッチンの奥底にしまっている方は多いのではないでしょうか?

「なにに使えばいいんだろう…」と私も頭を悩ませていました
もっと活用したい!と思いネットでストウブに関するレシピを調べた結果、どうやらお米がめちゃくちゃ美味しく炊けるらしい、との情報が。
実際に炊いてみたら、ふっくらツヤがあり、ひとつぶひとつぶのお米が立っていて、適度に粘り気があって…と、とても感動しました!
そこから、おいしいごはんが食べたい!!という時にお米を炊くようになりました。
この記事では、初心者でもストウブでごはんが上手に炊けるように、炊き方を紹介します。
ぜひ最後まで読んで、ごはんの炊き方をマスターしてくださいね!
今回使用するstaubストウブ
ピコ ココット ラウンド18cmを使用します。

お米がとにかく大好きな方は「ラ・ココット de GOHAN」という、お米を炊くのに特化したストウブもありますよ。
普通のストウブよりもふっくらと炊けるとのうわさです!気になりますね。
上手に炊くための3つのポイント!
お米を水につけてから炊いて、ふっくらとしたごはんに
普段は省きがちな浸漬をしっかり行います。ふっくらとしたご飯にしあがります。
沸騰したらかき混ぜて、こびりつき防止
加熱がスタートして、沸騰したら蓋をします。
このとき、木べらなどでひと混ぜすると、炊き上がり後に鍋肌にご飯がくっつきづらくなります。
火を止めたあとは、蓋をしたまま蒸す
蒸すことで、ストウブ内部にある蒸気が、お米一粒一粒に吸収されます。
そうして、ふっくらとツヤのあるごはんにしあがります。
美味しく炊くための基本の分量
基本的にお米1合に対し、水が180mlです。
もう少し水をいれたい場合は200mlでも可。
※水の分量を迷う方は、
・新米は水分量が多いため1合に対し少なめの水180ml、
・柔らかいごはんが好き、もしくはお米が古い等の場合は1合に対し水200ml
みたいに調節してください。
18cmのストウブでは、2合もしくは3合が美味しく炊ける分量です。
2合の場合
米・・・2合
水・・・360ml(~400ml)
3合の場合
米・・・3合
水・・・540ml(~600ml)
手順
※今回、お米は「五分つき米」を使用しています。
少しくすんだ色をしていますが、問題ないのでご安心ください。
- 1.お米を洗い、水に浸す
通常のようにお米を洗い、たっぷりの水に浸します。水は計量せずOK。
15~30分ほどおき、お米に水を吸わせる(時間がなければ10分程度でもOK) - 2.ザルにあげ、5分ほど水切りをする
(時間がなければ飛ばしてもOK)
- 3.ストウブに分量の水をいれ、蓋をせず中火にかける
中火は、鍋底に火の先端があたる程度と考えてください。約5分ほどで沸騰し始めます。
※ストウブは強火で調理しないこと。ホーロー加工が痛んでしまうことがあります。 - 4.沸騰して、全体にボコボコと大きな泡がでてきたら、木べら等でひと混ぜする
ひと混ぜすることで、炊き上がった後にご飯が鍋底にこびりつかなくなります。
- 極弱火にして、蓋をしめて10分加熱する
火加減を最小に弱めて、蓋をします。
必ず、ボコボコと沸騰した状態になったら蓋をしめてくださいね。加熱が弱いとうまくお米に火が通らないことがあります。 - 火を止めて、蓋をしたまま10分ほど蒸らして完成
蓋を開けたい!という気持ちはわかりますが、我慢して蒸らしましょう。
蒸らすことで、お米ひとつぶひとつぶに水分がいきわたり、つやのあるごはんにしあがりますよ。
できあがりは?
お米が水をしっかり吸って、上手に炊けたようです!
写真ではなかなか伝わらないのですが、この時点でお米の粒が立ってるのがわかります。

鍋底を見てみても、こびりついていませんね。そして均一に底までしっかり炊けてる!

お茶碗によそってみます。

今回は、せっかくおいしいごはんが炊けたので、チャーシュー丼にしてみましたよ。おいしかったです。

実は、今回平日の仕事を終えてから炊きました。炊飯器よりも炊き上がりが早いので、時間がなくても炊けちゃうのですよね。目は離せないので、おかず作りながら加熱する必要はありますが、火加減も中火から極弱火にするだけなので手間がかかりません。
まとめ
ストウブでごはんを美味しくポイントをおさらいしましょう。
①お米を水につけてから炊飯すること
②沸騰したら軽くひと混ぜ
③火を止めたら蒸すこと
上記3点をしっかり守れば、美味しいごはんが炊けますよ。
ぜひ、みなさんもストウブでごはんを炊いてみてくださいね。
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